言語認知に基づいた、他にはないオンラインマンツーマン英語レッスン
オンライン英語レッスン with Chiemi Allwright
2021年 3月 Webセミナー
言語が違えば世界は違って見えている?
日英違い研究・絵本から“ことばの力”を考え生かす講座全5回
日時
受講料と受講方法
日時(全5回)日本時間
①2021年3月5日(金)21:00~22:30
②2021年3月12日(金)21:00~22:30
③2021年3月19日(金)21:00~22:30
④2021年3月26日(金)21:00~22:30
⑤2021年4月2日(金)21:00~22:30
方法:Zoom( 各回終了後、録画共有あり)
受講料:¥22,000(税込/全5回)
定員:10名 (※少数名での濃密な講座にしたいと思います。定員になり次第締め切らせていただきます)
英語レベル:英語にご興味ある方であれば問いません。不安な方はお気軽にご相談ください。
※Youtube動画を共有しながら進めますので、この絵本をご用意いただく必要はありません。
こんな方お待ちしております
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本質的な英語の世界観をのぞいてみたい
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言語を通して文化や思考の違いを体感したい
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英語と相対化することで日本語/日本人の初期設定を知りたい
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より快適な言語交換について考えたい
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英語と日本語の「違い」を知ることで、自身の英語認知力を次のステージに上げたい。
講座内容
“The Day the crayons quit ” (対象年齢5歳~)というアメリカ発の人気絵本を題材にします。多言語に翻訳され色々な国の子供たちが読んでいるこの絵本。各国で以下のようなタイトルがついています。
フランス語 Rebellionchez les crayons(Rebellion:反乱)
スペイン語 El Dia Que Los Crayones Renunciaron(Renunciaron:辞める)
韓国語 크레용이 화났어!(화났어:怒る)
中国語 小蜡笔大罢工 (大罢工:ストライキ)
日本語 クレヨンからのおねがい!
その国により、タイトルが違います。同じ本なのに。。。それはなぜでしょう?
絵本は子供たちにとって、自分が棲む世界を定義づけていく作業とも言えます。
絵本を作るのは大人です。私たちは子供たちの無意識に何を流し込むのでしょうか。
現代社会に棲む私たちにたくさんの問いを投げかけてくれるこの作品。日英を対照的に見ながら、ことばとことばと共にあるモノを探っていきましょう。
私たちはことばを使っている?ことばに使われている?
対象年齢5歳~の絵本に、「反乱」や「ストライキ」という単語を選ぶのはちょっと日本人にはない発想かもしれません。また、日本語と韓国語の訳者はなぜ「!」を付けたかったのでしょう 笑
この絵本の主人公は12色のクレヨンたち。英語版ではこの主人公を人間の大人に置き換えても、さほど言っている内容に違和感はありません。しかし、日本語版ではそうはいきません。“こどもが選ぶ言葉”であることが明らかです。
色による性別の分け方も日本語と英語ではずいぶん違っています。
ここに、日本語と英語(ユニバーサル ランゲージ)の決定的な思考の違いが隠れているかもしれません。
例えば、『空気を読む』『上から目線』『我慢』『遠慮』『恩返し』などという概念。これらの概念は生まれる前から私たちに備わっているのでしょうか?絵本を通した言語活動により、それらの概念が無意識に作られるとしたら?
ことばの次元
次の視点でこの絵本の日英対照をしてみます。
<ことばの定義を再訪してみる>
・冠詞がある世界とない世界
・単数複数を明示する世界としない世界
・日英・単語の概念のちがい
・主観と客観
・因果と時の経過
・主張とクレーム
・口論と議論
・調和と妥協
・「する」と「なる」
・ 「コミュニケーション」と“communication”
・「わがまま」と「我がまま」
<英語を英語のまま理解してみる>
学校英語教育では、自然な日本語に「訳す」ことに重きが置かれてきました。しかし、英語と日本語程かけ離れた言語においては、自然な日本語に訳した途端に英語が日本語の概念と「同質化」し、「違い」が隠されてしまいます。
この講座では、日本語のメガネから英語のメガネにかけ替えて、その違いを存分に味わいたいと思っています。