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長年英会話レッスンを受けているのに。。。なぜ? 

  私がオンライン英会話レッスンを提供し始めた当初、私は教える側として 初心者でしたが、受講者の皆さんの9割以上はこれまでスクールやオンラインで習ってきている、または長い間独学をしている、習う側のベテランでした。

しかし、ほとんどの方が、

 

①時制について、同じことを何度も習っているが使えない。 
②日本人が意識すべき発音について一度もレッスンで触れたことがない。
③カフェでコーヒーを注文する時英語で何と言ったらよいのか分からない、レッスンで触れたことすらない。
④毎回テキストを見ながらレッスンをしていた。
⑤日本語文からただ英語文に訳す『英作文』練習をたくさんしていた。

ということにとても驚きました。また、たくさんの講師とのレッスン経験のある受講者の方々が、私のレッスンを受講されて、口々に「このようなレッスンは初めてです」「私は今まで何を習って来たのでしょう」などとおっしゃることも、とても不思議に思いました。

 

 こうして私は、何年も英会話レッスンを受けてはまた振出しに戻る(戻す?)という英会話業界に大きな疑問を持ち始めましたそして、一日多い時では13時間、月に約200名、できる限り多くの方とレッスンをさせていただき、『今、日本人の英会話学習において起きていること』を必死に知ろうとしました。

英語には盲目的になる日本人 

テニスを習いに行ってラケットの握り方も素振りのフォームも教えてもらえなければ、ちょっとおかしいな?と誰もが思うはずです。『この動画を見るだけで、今より何倍も速く走れるよういなります』と聞いても誰も信じる人はいません。しかし、英語に関しては、『これだけで、3カ月でペラペラ話せるようになります!』を簡単に信じ込んでしまいます。

 更に近年は、いつでも予約ができるオンラインレッスンなど、サービスの多様化と価格競争が激化し、英会話講師は時給、数百円~1,300円ほどで雇われる時代です。そのため、英会話講師という仕事を専業にすることは難しく、プロの英会話講師が育たない→本質的な英会話レッスンをできる力量に欠ける、という「負のサイクル」にどっぷりつかってしまっているように見えます。

 また、英会話業界の価格競争の激化により、60分で数百円のレッスン料で、ただテキストを一緒になぞっていったり、なんとなく会話をして都度間違いを訂正するような、本来は「チャット」や「トーク」と呼ぶべきものまでも「レッスン」と呼んでしまっている為、受講者側は、何年も「レッスン」を受けているつもりだったが、結局は何も身についておらず、逆に自己流の脳内プログラミングができてしまい、それを解除するのにまたとてつもない時間がかかってしまう、というような方が後を絶ちません。

 コンビニはどこにでもあり、24時間利用できて便利ですが、毎回すべての食材をコンビニでそろえようと思ったら逆に高くついてしまいます。英会話レッスンのコンビニ化も同じで、便利さだけを優先すると結局はまた振出しに戻らなくてはならないため、時間的にも経済的にもよいことがありません。

知っていれば使える、という誤解 

 星の数ほどある英会話のテキストや参考書のどれを開いても、基本的には同じ単語、同じ文法、似たような説明が書かれています。テレビやラジオ講座、英会話レッスンでも、与えられる情報の内容にはほとんど変わりありません。では何が「英語を使えるようになるか」を決定づけるかというと、それは、情報量ではなく、単語や文法のルールを脳内でどのように紐づけするかという認知の仕方であり、何を習うかが大事なのではなくどう習うかが一番のカギになります。

 

 普通の会話では、もう皆さんが知らない英単語や文法ルールが登場することはありません。知っているのに使えないことが一番の問題なのです。例えば、「want to~=~をしたい」のように一度紐づけてしまうと、I want you to clean your room. と応用することは驚くほどできなくなります。使えるようになるためには本質的な紐づけが必要になります。

私がテキストを使わないワケ 

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 この理由は、英語を話す際に必要な回路は、文字回路ではなく、経験回路であるからです。文字を介して英語を処理する回路を強化してしまいますと、目の前の光景や頭の中の思考も一度文字に落としてからでないと発することができないという情報処理システムを作ってしまいます。

 

 言葉というのは脳と口の筋肉のコーディネーションによって発せられます。文字を読んで理解してそれで終わり、というものではありません。そういう意味では学問というよりスポーツに似ています。テニスやゴルフを習いに行き、テキストを使って腕の振り方や足の位置などを説明するインストラクターがいるでしょうか?

 

 ほとんどの日本人は学校で英語の教科書を使ってきました。6年間も教科書を見ながら英語を学んできて話せるようにはなっていない訳ですから、英会話にテキストが必要かどうかは明白です。大人になってから英会話を始めるのに、また学校での学習方法に戻ってしまうのはとてももったいない事です。

 

「覚えてもすぐ忘れてしまうんです」という声をよく聞きます。テキストを使うとこのような感覚が強くなります。「覚える」ということは脳内の「暗記(ショートメモリー)」の分野に英語を収めようとしているということです。本来言語は暗記ではなく、『経験』の分野に納めなくてはいけません。そうすることでまた同じ状況に出会ったときに同じ言葉を発することが出来るという仕組みです。テキストには多くの題材が載っていますが、自分の脳にとっては所詮他人事です。自分の経験としてプログラミングしようとはしてくれません。そのために、「忘れる」という感覚が強くなってしまいます。「信号は赤で止まるのか青で止まるのかたまに忘れる」という方は普通はいません。『経験』に一度収めてしまったものは『忘れる』という感覚とは無縁になります。

 私のレッスンの最大の特徴は非言語化です。テキスト=文字情報は一切使いません。代わりにたくさんの写真やイラスト、小道具を使います。これは脳が英語を経験として認知してくれるために最も効果的です。

私が文法用語を使わないワケ

 準動詞、修飾語句、先行詞、同格、副詞的目的格。。。これらの文法用語を聞いても「これはあの事だ!」とピンとこないのは私だけでしょうか(笑)学校でも大変多くの文法用語で英語の説明がなされます。逆にいうと、教える側が実体験や感覚が伴っていないために、それしか頼るものがないと考えることもできます。漢字が嫌いなので英語が嫌になったという人も多いと聞きます。

 これらは文法を共通認識するための名称に過ぎません。用語と実感が伴っていれば問題ないのですが、形骸的に文法用語が独り歩きしている気がします。サッカーの試合ですべてのプレーヤーをフルネームで呼ぶ必要はありません。その為に背番号があるわけです。また、会社内でフルネームを知らなくても、その人の性格や得意不得意を知っていればその社員を適材適所に配属することは可能ではないでしょうか。​

【日本語脳に英語をプログラミングするためのプロセス】
日本語脳に英語をプログラミングするためのプロセス

ステップ1:オペレーションシステム(OS) の構築 (プログラミング)

・致命的になる5つの発音
・接着剤 on/ in / with / over / off / for
・原理動作 put / take / get / have / come / go /make /leave/hold他   

だれがどうした+接着剤の法則

パブロフの犬回路の構築

日本語変換術の構築

英語情報処理システムの法則 
・疑問文/否定文への転換システム構築
・6つの時制(事実断定 / 過去 / 過去と今両方形 / 進行形/ If形 / 未来3形 )
・視覚的情報を日本語を介さずに英語で出力する法則
3つの黄金の公式


ステップ2:ソフトウェアのインストール 

 

・これは英語ではなんていうの?を都度解決
・フレーズ、英語表現
・都度、間違いを訂正

ステップ3:最新のソフトウェアへのアップデート

・フリートーク 
・実際にネイティブとレッスン以外で話す
・海外旅行に行く

オンラインレッスン

あなたがこれまで作り上げてきた英語情報処理回路を正確に診断し、あなたに合った方法で修正、上書き、新しい回路のインストールをしていきましょう。

ぜひ一度、こちらのチェックリストもお試しください。

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